E・C・タブのデュマレスト・サーガを中心に、筆者の独断によるお勧めのSFをご紹介します。
イギリスの作家エドウェン・チャールズ・タブの代表作、デュマレストサーガです。原著は1967年から85年にかけて1年に1作から2作のペースで発表されました。最終巻といわれていた31巻発表から7年後の92年に、32巻「THE RETURN」が発表されました。日本では原著発表後15年を経て、1982年に東京創元社から翻訳刊行されましたが、32巻は未翻訳となっています。
さすらいの渡り者「アール・デュマレスト」は,幼い頃、古代の戦争の傷跡が残る荒れ果てた世界「地球」を離れて以来、銀河系を旅している。そして、あまりにも地球から離れてしまった為、いつしか地球は忘れ去られた存在になっていた。地球は数々の伝説の惑星「ボナンザ
デュマレストサーガ全31巻+αのタイトル集です。各巻のタイトルと刊行当時の予告篇のコレクションです
デュマレスト・サーガに登場するキャラクター、地名、固有名などを解説。(内容追加予定中)
デュマレストサーガ初のマルチメディア戦略である?! 難波鷹史(声)によるドラマティックリーディング。(とりあえず朗読大作戦にリンク中)
日本でもアニメになった、米国の作家エドモンド・ハミルトンの「キャプテン・フューチャー」です。全部で長編が20編、短編が7編あります。原著は1940年から10年間、中断を交えながらも書きつづけられました。日本語版は早川書房から刊行され、1995年に長編3冊が復刊するものの、近年まで品切れのままでした。しかし最近、復刊ドットコムを始めとする復刊希望の声などもあり、あの東京創元社が一手にまとめて、復刊してくださっています。 アニメでのキャプテンの声は「広川太一郎」サンです。
天才科学者ロジャー・ニュートンは、月で人工生命の研究をしていたが、悪徳政治家ヴィクター・コルボ一味に襲撃され、妻とともに命を落としてしまう。そして、コルボ一味も、既に完成していたロージャーの人工生命体「グラック」(鋼鉄製ロボット)、「オットー」(合成人工皮膚のアンドロイド)に倒される。ロジャーとその妻エレーヌには一人息子がいた、その赤ん坊の名はカーティス・ニュートン。一人残されたカーティスは、グラックとオットー、そして、生きている脳の「サイモン・ライト」の3人に育てられる。青年になったカーティスは「キャプテン・フューチャー」と名乗り、全太陽系の未来(フューチャー)のために戦うことを決意する!